谷田部ねぎ GI登録取り下げ
地域で長年育まれた農林水産物や食品をブランドとして守る「地理的表示(GI)保護制度」について、県関係の「谷田部(やたべ)ねぎ」の登録が取り下げられたことが分かった。谷田部ねぎ生産組合(小浜市)の高齢化が進み、国に登録した工程管理の維持が困難になった。北陸農政局によると、取り下げは過去に一件あったが、形を変えて申請中で、取り下げたままになるのは全国で初めて。
情報源: 谷田部ねぎ 登録取り下げ 地理的表示保護制度 小浜の生産組合:日刊県民福井Web
ねぎ生産農家の発掘を目的に「谷田部ねぎ生産組合(以下「組合」という)が結成された。当時、谷田部集落100軒のうち、谷田部ねぎを出荷していた農家が30名いたが、そのうち27名が組合に加入したという。現在(2018.12)の組合員は、60~80代の計14名で、半数以上が80代となっている。GI取得後、60代の新規生産者が2名加入したが、全体としては設立当時より組合員が減っている。 組合長によれば、「GI取得後、取材に伴う少量単発的な注文は増えたが、継続的かつ大口の販売先の確保までには至っていない。販売状況はGI取得前とあまり変わっていない」というのが現状のようである。
伝統野菜の地理的表示(GI)登録による成果と課題 ~福井県の吉川ナス・谷田部ねぎ・山内かぶらを事例として~
谷田部ねぎ生産組合
商標登録insideNews: 小浜の谷田部ねぎ、若狭の山内かぶら 国から“お墨付き” 福井 – 産経ニュース
Regarding the geographical indication (GI) protection system, which protects agricultural, forestry and fishery products and food products nurtured in the region for many years as a brand, it turned out that the registration of “Yatabe green onion” related to the prefecture was withdrawn.