特許庁が10年前に創設した「地域団体商標制度」が曲がり角を迎えている。長崎カステラや琉球泡盛など地域の特産品を商標として使える制度で、登録件数は598件に増えたものの、ブランド価値の向上まで結びつけ
情報源: 曲がり角の地域商標 特許庁にライバルも:日本経済新聞
この記事でライバルとされている地理的表示(GI)には2つほど大きな利点があり、その1つは更新制度などがなく一旦GIとして登録されれば永続的な権利があること、もう1つは権利行使として農林水産省が行政権を使って代わりに侵害者を排除してくれることが挙げられます。経済産業省・特許庁は、既存の商標制度の枠組みの延長で考えたので致し方ないところと思いますが、より使いやすい制度への検討する時期かもと思われます。