県やJA、主産地などでつくる「山形さくらんぼブランド力強化推進協議会」の本年度第1回会合が17日、山形市の県自治会館で開かれ、県が開発した大玉サクランボ新品種「山形C12号」のブランド化プロジェクトの概要が初めて示された。生産から販売までの方策をまとめた戦略プランを8月までに策定し、安定供給に向けた生産マニュアル作成に取り組む。
情報源: 「山形C12号」戦略プラン策定へ サクランボ新品種、山形で協議会|山形新聞
山形C12号の果実は3L(直径28ミリ以上)~4L(同31ミリ以上)の大玉が中心で、県の開発品種としては最大とされます。糖度は20度以上で、佐藤錦と並びますが、酸味はやや少なく、すっきりした甘さがあり、果肉は硬めで日持ちが良く、佐藤錦と紅秀峰の間の6月下旬~7月上旬に収穫されます。山形C12号は紅秀峰と北米産のレーニア、紅さやかを交配した品種で1997年に育成を始めており、早ければ2022年ごろに一般販売が始まる見通しです。なお、ブランドの中心となる商標については、一般公募が予定されています。