地域の農林水産物や食品をブランドとして保護する「地理的表示(GI)保護制度」について、政府が日本ブランドを海外でも保護するため、ASEAN(東南アジア諸国連合)各国との相互保護を拡大することを検討していることが8日、分かった。GI制度を持ち、輸出増が見込まれるインドネシアなどと協力を進める。相互保護が認められれば、日本で登録したGIが自動的に相手国でも保護される。 農林水産省は、昨年6月にベトナムと、昨年3月にはタイと相互保護に向けた協力を開始することで合意した。まずはGI産品を互いに申請し、保護する実証事業を実施し、本格的な相互保護を目指している。今後はインドネシアなどGI制度を既に導入している国と相互保護の協議を進める方針だ。
情報源: 「地理的表示」相互保護を拡大 農水省 インドネシアと協議検討 (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)