徳島 商標登録 地域ブランド
徳島県は四国の東側に位置する県で、本州四国連絡橋の神戸・鳴門ルートにより、鳴門市が淡路島や神戸市とつながっています。徳島平野を除いて四国山地を中心とする比較的に険しい山岳地帯とされ、西日本第2位の高さの剣山、奥祖谷二重かずら橋や小便小僧で知られた祖谷渓、大歩危・小歩危(おおぼけこぼけ)などの吉野川沿いの景勝地もありますが、四国八十八か所巡りの起点ともされています。徳島県は廃藩置県前の名称としては阿波の国とされ、別称として阿州という呼び名もあります。文化として知られているには阿波踊りですが、観光資源としては鳴門海峡の渦潮も知られています。特産品としては酢橘があり、なると金時、鳴門わかめ、阿波尾鶏が合わせて4大ブランド食材とされています。
Beautiful Tokushima(4K)、3:07
Make Magical Japan Tokushima, 2:54
Full of charms and inspiration, Tokushima`s rich traditions and abundant nature reveal its treasures.
徳島県4Kプロモーション動画『WONDERFUL WONDER TOKUSHIMA』、1:29
徳島の地域ブランド 織物、染物
1.【阿波しじら工房見学】木綿着物どのような工程を経て生地が織り上がるのかお話を聞きながら見学させていただきました♪、10:05
しじら織は凹凸のあるさらりとした肌触りで、夏に涼しい生地となります。阿波しじら織のシボという独特の凹凸は、糸の太さではなく縦糸と横糸の本数と組み合わせによる張力差によって出来ています。阿波しじら織(商標登録 第5166495号)は肌触りがよく、軽くて着やすい綿織物です。
徳島の地域ブランド 農作物
2.すだちくん」ブランド巡り/ねぎ、4:08
渭東ねぎ(いとうねぎ)は商標登録 第5013382号として登録されています。渭東ねぎは強い香りと甘みを特徴としています。
なると金時(商標登録 第5043110号)の特徴は鮮やかな赤紅色をしており上品な甘さとホクホクした食感です。
木頭ゆずは地理的表示として登録されています。ビタミンCは日本の柑橘類では最も多いそうです。
徳島の地域ブランド 工芸品
6.徳島県の伝統工芸「阿波和紙」AWAWASHI Tokushima, Japan, 1:24
徳島県の手漉和紙の歴史は古く、奈良時代に忌部氏が作った紙が朝廷に献上されたという記録があります。古くから和紙の原料は楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)の靭皮(植物の外皮の下にある柔らかな内皮)繊維を中心に使われてきています。和紙の伝統的な手法である「流し漉き」や「溜め漉き」という技法で作られています。
徳島の伝統工芸品である大谷焼は江戸時代後期の安永9年(1780年)に、四国八十八ヶ所霊場の巡礼に来た豊後の国の焼き物細工師・文右衛門がロクロ細工を披露し、時の庄屋森是助が素焼窯を築いて、蟹ヶ谷の赤土で作った火消壺等の雑器類を焼いたことが始まりとされています。水がめやスイレン鉢など大きな陶器が有名で、土の風合いを活かし、光沢をもちながらも素朴で力強いのが特徴です。
徳島の地域ブランド 加工食品
8.半田そうめん 4K Handa Somen、1:00
200年の伝統を誇り半田の優れた風土を象徴する半田そうめん(第6524918号)は、四国山脈から吹き降ろす冷たい風と、吉野川の澄んだ水、そして良質の小麦から作られています。半田そうめんの特徴は、やや太めでコシが強いことです。
上勝阿波晩茶は、徳島県上勝町の家々で古くから作られ、飲まれつづけられてきた発酵茶です。桶に半月~ひと月ほど漬け乳酸菌で茶葉を発酵させて作る独自の発酵技法だけでなく、800年以上とも言われる長い時間を、このお茶と深く結びついた地元の人々の暮らしと文化が評価され、2021年3月に日本の重要無形民俗文化財にも指定されました。
徳島の地域団体商標
地域団体商標は、広く知られている地域名と商品名(役務名)からなる文字商標を事業協同組合、農業協同組合等の団体が登録して地域ブランドとして保護するための制度です。地域との密接関連性が必要とされ、出願商標は、出願人又はその構成員により使用されており、そのことを証明できることが必要ですが、地域団体商標の商標権を取得すれば、自らの努力によって有名にし、信用を蓄積してきた地域ブランドを安心して使用することができ、他人の便乗使用を禁止することができます。徳島県の地域団体商標の登録数は令和5年4月時点で9件です。(徳島 商標登録)
- 渭東ねぎ 第5013382号 徳島市農業協同組合
- なると金時 第5043110号 全国農業協同組合連合会
- 徳島唐木仏壇 第5069251号 徳島県唐木仏壇協同組合連合会
- 鳴門らっきょ 第5155666号 徳島北農業協同組合
- 阿波しじら織 第5166495号 阿波しじら織協同組合
- 阿波山田錦 第5264987号 阿波町農業協同組合
- 大谷焼 第6334147号 大麻町商工会
- 半田そうめん 第6524918号 半田手延べそうめん協同組合
- 上勝阿波晩茶 第6681374号 上勝町商工会 (一般社団法人 上勝阿波晩茶協会)
徳島の地理的表示(GI)
地理的表示保護制度は、その地域ごとに長年培われた伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品がありますが、このような産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録して保護する制度ですが、徳島県では令和5年4月時点で地理的表示の登録は3件あります。
- 木頭ゆず 徳島県那賀郡那賀町 平成29年9月15日
- 阿波尾鶏 徳島県阿波尾鶏ブランド確立対策協議会 令和5年3月31日
- 徳島すだち 徳島県すだち・ゆこう消費推進協議会 令和5年3月31日
徳島の伝統的工芸品
伝統工芸品は、特定の地域や文化において伝統的な技術や技法を用いて作られる美術品や手工芸品を指します。経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は徳島県には3件あります。
- 阿波和紙 和紙 阿波手漉和紙商工業協同組合
- 阿波正藍しじら織 織物 阿波しじら織協同組合
- 大谷焼 陶磁器 大谷焼陶業協会
徳島の100年フード
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
伝統 | 阿波ういろ うちの郷土料理(農林水産省)令和3年 鳴門わかめ料理 なると物産館令和3年 牟岐の押し寿司 うちの郷土料理(農林水産省)令和4年 |
近代 | |
未来 | 島そうめん 徳島県牟岐町令和3年 「木頭ゆず」を使った郷土料理「かきまぜ」 那賀町令和3年 |
徳島県のブランドマーク
とくしま特選ブランドマーク
徳島県は、県産品のうち、国内外に誇れる品質や商品ストーリー、独自のこだわりを持つ徳島を代表する優れた商品を「とくしま特選ブランド」として認定しています。とくしま特選ブランド