新潟 商標登録 地域ブランド
新潟県は本州日本海に面した県で、新幹線では越後湯沢から新潟県内になりますが、終点の新潟駅までは、越後湯沢から135kmもあります。また新潟県は、本土330.8kmと離島303.9kmで総延長634.7kmのかなり長い海岸線を有しています。金の採鉱地とされた佐渡が島があり、山形、馬、長野との県境には概ね山岳部となっており、そこには温泉やスキー場も点在し、寒暖差から優れた農産物を生み出す土地柄となっています。新潟県は上越、中越、下越と佐渡の地区に分ることができ、古くは越後の国、佐渡の国からなり、別称としては越州があります。”米”、”日本酒”、”米菓”といった新潟県を代表する食品は全国的に有名で、小千谷市と長岡市(旧山古志村)の錦鯉は世界的に有名です。
うまさぎっしり新潟の旅 エリア編
事実、想像を超える温泉地、新潟県。、0:28
新潟の地域ブランド 酒
1.新潟県醸造試験場、15:00
都道府県立として全国で唯一の日本酒専門の試験場であり、県内清酒産業の振興に貢献しています。酒造好適米 越淡麗(こしたんれい).五百万石は新潟県農業総合研究所と共同で開発されています。新潟清酒(商標登録第5036832号)は地域団体商標として登録されています。
新潟の地域ブランド 農産物
2.【新潟の絶品探し】最高級”魚沼産コシヒカリ”と伝統のおかず、6:51
くろさき茶豆はえだまめの王様とも呼ばれ、サクッと砕ける歯ごたえとともに、優雅な甘味と芳醇な香りが口中に広がり、醸し出される独特の風味があります。
新潟県の中央部に位置する長岡市中之島・大口地区で100年前から作られているのが大口れんこんです。大口れんこんは、地理的表示として登録されており、早生品種の「エノモト」と10月以降出荷される晩生品種「ダルマ」の2品種があります。ダルマ品種のれんこんは皮をむくと中は真っ白。煮ても黒くならない白い肌、シャキシャキとした歯触りが特徴です。
雪下にんじんは、豪雪地帯の雪の下で冬を越し、春先に掘り起こされます。津南の雪下にんじんは、地理的表示として登録されており、寒さから身を守るために、にんじん自身がアスパラギン酸、セリン、グリシンなどアミノ酸を変化させて甘味を出します。
新潟の地域ブランド 畜産物
6. 村上牛は平成元年に銘柄化されており、新潟県村上市は県内でも優れた和牛生産者が多い地域です。
新潟の地域ブランド 加工食品
7.越後みそ – 新潟県味噌醤油工業協同組合 -、2:28
越後みそ(第6331544号)は色は 冴えのある赤、味は しっとりなめらか、香りは 発酵・熟成による華やかな香りが特徴とされています。長岡市の(株)上州屋醸造所が越後みその始まりとされています。味噌造りにかかせない麹はお米から作られています。
新潟の地域ブランド 工芸品
8.Kamo Kiri Tansu、12:38
日本の伝統工芸品 加茂桐箪笥(商標登録第5140633号)の紹介動画です。
9.伝統技術!村上木彫堆朱(Murakami wood-carved reliefs)、1:33
村上木彫堆朱(商標登録第5201424号)とは、彫りを施した木地にうるしを塗り重ねて仕上げる伝統的工芸品です。
10.安田瓦 紹介ムービー、8:55
安田瓦(商標登録第5043343号)は1200度で還元をかけて焼成され、光沢のある銀鼠色の瓦に仕上がります。鉄色瓦とも呼ばれます。
新潟の地域ブランド 鑑賞魚
11. 新潟から世界へ 「泳ぐ宝石」錦鯉、2:52
山古志村や小千谷市には雪の恵みを活かした養鯉システムがあり、独自性の面で確固たる地位を築いている“錦鯉発祥の聖地”とされ、世界中のバイヤーが押しかけています。
新潟の地域ブランド 織物、染物
12.1200年の伝統とモダンの融合【小千谷縮】の魅力!、1:11
小千谷紬(商標登録 第5018287、5018288 号)と共に小千谷縮(商標登録第5018285、5018286号)も地域団体商標として登録されています。
13.五泉ニット presents ニット製品のできるまで。HOW TO MAKE KNIT?, 7:00
新潟県五泉市は、日本で一番の生産額を誇る、『ニット』の街です。五泉ニット(ごせんにっと)は第5987373号として商標登録されています。五泉ニット工業協同組合
14.大地の衣(亀田縞-江戸時代の縞柄) KAMEDAJIMA / “EDO STRIPE” – Japanese Traditional Fabric, Earth Cloth,
江戸時代,元禄九年,木綿織(後の亀田縞)が生産開始とされ、亀田縞の生産は明治後期から大正年代にかけ最盛期を迎えましたがその後衰退し、平成14年からは復活を図るべく、亀田縞(第5661445号)は地域団体商標として登録され、新潟市江南区亀田地区の特産品となっています。亀田縞の特徴は泥や水に強い丈夫な綿織物です。
越後上布の歴史は古く、天平勝宝年間建立の奈良東大寺正倉院に「宝物」として今も保存されていることから、1200年以前より塩沢地方において生産されていたと考えられています。越後上布(第5128466号)は地域団体商標として登録されており、ユネスコ無形文化遺産にも登録され、国重要無形文化財にも指定されています。苧麻(ちょま:イラクサ科の多年生植物)の茎の靭皮繊維(外皮の下にある柔らかい内皮)を細く裂いて1本1本つなぎ合わせて糸にしたものを原料とし、天然の漂白作用と呼ばれる雪晒しも行われます。
新潟の地域ブランド 地域、温泉
16.【越後湯沢】米どころ新潟で旬の食事を味わう温泉旅館/御湯宿 中屋/清津峡/大地の芸術祭【絶景スポット】、8:57
開湯より約800年以上が経つ越後湯沢温泉(商標登録第5327846号)はノーベル賞作家川端康成の名作「雪国」でも知られています。
新潟の地域団体商標
地域団体商標は、広く知られている地域名と商品名(役務名)からなる文字商標を事業協同組合、農業協同組合等の団体が登録して地域ブランドとして保護するための制度です。地域との密接関連性が必要とされ、出願商標は、出願人又はその構成員により使用されており、そのことを証明できることが必要ですが、地域団体商標の商標権を取得すれば、自らの努力によって有名にし、信用を蓄積してきた地域ブランドを安心して使用することができ、他人の便乗使用を禁止することができます。新潟県の地域団体商標の登録数は令和4年4月時点で14件です。
- 小千谷縮 第5018285号 小千谷織物同業協同組合
- 小千谷縮 第5018286号 小千谷織物同業協同組合
- 小千谷紬 第5018287号 小千谷織物同業協同組合
- 小千谷紬 第5018288号 小千谷織物同業協同組合
- 新潟清酒 第5036832号 新潟県酒造組合
- 安田瓦 第5043343号 安田瓦協同組合
- 新潟茶豆 第5110146号 全国農業協同組合連合会
- 越後上布 第5128466号 塩沢織物工業協同組合
- 加茂桐箪笥 第5140633号 加茂箪笥協同組合
- 村上木彫堆朱 第5201424号 村上堆朱事業協同組合
- 越後湯沢温泉 第5327846号 湯沢温泉旅館商業協同組合
- 亀田縞 第5661445号 亀田繊維工業協同組合
- 五泉ニット 第5987373号 五泉ニット工業協同組合
- 越後みそ 第6331544号 新潟県味噌醤油工業協同組合
新潟の地理的表示(GI)
地理的表示保護制度は、その地域ごとに長年培われた伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品がありますが、このような産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録して保護する制度ですが、新潟県では令和4年5月時点で地理的表示の登録は3件あります。また、日本酒についての国税庁長官の指定もなされています。
- くろさき茶豆 平成29年4月21日 新潟市黒埼地区茶豆組合協議会
- 津南の雪下にんじん 令和元年6月14日 津南雪下にんじん協議会
- 大口れんこん 令和3年5月31日 大口れんこん生産組合
新潟の伝統的工芸品
伝統工芸品は、特定の地域や文化において伝統的な技術や技法を用いて作られる美術品や手工芸品のことを指します。経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は新潟県には17件あります。
- 塩沢紬 織物 塩沢織物工業協同組合
- 小千谷縮 織物 小千谷織物同業協同組合
- 小千谷紬 織物 小千谷織物同業協同組合
- 村上木彫堆朱(むらかみきぼりついしゅ) 漆器 村上堆朱事業協同組合
- 本塩沢 織物 塩沢織物工業協同組合
- 加茂桐箪笥 木工品 加茂箪笥協同組合
- 新潟・白根仏壇 仏壇 白根佛壇協同組合 新潟仏壇組合
- 長岡仏壇 仏壇 長岡地域仏壇協同組合
- 三条仏壇 仏壇 三条・燕・西蒲仏壇組合
- 燕鎚起銅器 金工品 燕銅器工芸組合
- 十日町絣 織物 十日町織物工業協同組合
- 十日町明石ちぢみ 織物 十日町織物工業協同組合
- 越後与板打刃物 金工品 越後与板打刃物組合
- 新潟漆器 漆器 新潟市漆器同業組合
- 新潟漆器羽越しな布 織物 羽越しな布振興協議会
- 越後三条打刃物 金工品 越後三条鍛冶集団
- 佐渡無名異焼 陶磁器 佐渡無名異焼の会
新潟の100年フード
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
伝統 | えご 越後えご保存会令和3年 村上の鮭の食文化 村上市令和3年 雪国の越冬料理 ~ゼンマイ料理、だいこん料理、栃もち、煮菜(にいな)~ にいがた暮らし令和4年 |
近代 | へぎそば 🈶 新潟県十日町市令和3年令和4年 |
未来 | 背脂ラーメン 一般社団法人 燕市観光協会令和3年 |
新潟県のブランドマーク
うまさぎっしり新潟
うまさぎっしり新潟は新潟県の観光協会が後押しするプロジェクトです。”米”、”日本酒”、”米菓”といった新潟県を代表する食品はもとより、原材料や製造方法にこだわるなど地域の特色を活かした食品・食材がうまさぎっしり新潟の逸品として紹介されています。また、豊かな自然に加え、生産者の創造力と努力によって生み出された新潟県のフードブランドとして、「ル レクチエ」、「越後姫」、「にいがた和牛」、「佐渡寒ブリ」、「えだまめ」、「にいがた地鶏」、「南蛮エビ」、「ヤナギガレイ」の8品目を「にいがたフード・ブランド」のイメージリーダーとして、県産農林水産物のブランド化を図っています。新潟美食旅
新潟美食旅も新潟県の観光協会が後押しするプロジェクトです。「美食旅」(ガストロノミー)を新潟県の豊かな食文化として発信します。柳ガレイ
柳カレイはほっそりとした体形が柳の葉を連想させることから命名されたと言われています。県が勧める「新潟フードブランド」の対象魚で、新潟を代表する特産品です。柳カレイは白く美しい魚で、身に旨味を蓄え、お腹に卵を持ちます。特に一夜干しは程よく水分が抜けた身はしっとりして中に凝縮された上品な旨みを有し絶品とされています。
春夏秋冬 新潟の魚~春の旬~, 2:27
にいがたのごはんの素マーク
新潟のブランド産品の第1は何といってもコシヒカリを中心とした日本一の米どころのお米です。にいがたのごはんの素は、その米どころの朝ごはんを土地で採れた食材で作ったおかずとともに食すことが発端とされ、旅館を中心に出される朝ごはんから地域の食材を使った食品ブランドに育るプロジェクトにもなっています。
新潟県伝統工芸品ロゴマーク
新潟県内には、歴史と風土に培われ、県民生活の中で長年育み、受け継がれてきている優れた工芸品が数多くあります。このような伝統工芸品産業の一層の発展を目的に、2023年1月、県の指定制度を創設し、有識者の審査を経て現在15品目を「新潟県伝統工芸品」として指定しています。ロゴマークは伝統の「伝」の文字を、新潟県の県鳥であるトキのデザインに掛け合わせ、新潟らしさの溢れるマークとなっています。県推進ブランド品(8)
県産農林水産物全体の付加価値を高める牽引役として県が選定しているのは次の8品目です。- 新潟米
- 錦鯉
- 新潟産えだまめ
- ル レクチエ
- 越後姫
- にいがた和牛
- のどぐろ
- 南蛮エビ