群馬 商標登録 地域ブランド
群馬県は関東北西部に位置する内陸の県です。県西部・北部の山間部、長野県、新潟県との県境近くには日本有数の温泉地、草津温泉を始め伊香保温泉・水上温泉・四万温泉・万座温泉などが数多くあります。世界遺産として、明治近代化の時代における養蚕業・製糸業の関連遺産として富岡製糸場と絹産業遺産群があります。
伝統工芸 / 群馬県観光局、0:30
ぐんまの野菜が奏でる音♪/群馬県PR動画「ぐんまのやさい音PV」、1:40
群馬の地域ブランド 工芸品
1.TAKASAKI DARUMA Long ver. / 高崎だるまPR動画、3:04
高崎だるま(商標登録 第5003697号)の特徴は、お顔の髭です。上の眉毛は、“鶴”の形をあらわし、下のヒゲは、“亀”の形を表しています。高崎だるまは地域団体商標として登録され、群馬県ふるさと伝統工芸品としても認定されています。達磨の全国生産の80%は高崎達磨と言われており、当選時に目を入れる「選挙だるま」のほとんどが高崎で生産されています。
「桐生織」の開始は遠く、1300余年前にも遡ります。桐生織(商標登録 第5108209号)は地域団体商標として登録されています。
群馬の地域ブランド 農作物
3.群馬の観光情報 嬬恋キャベツ畑、1:48
昼と夜の温度差が大きく、夏も平均して涼しいことから、甘くみずみずしいキャベツが栽培されています。嬬恋高原キャベツ(商標登録 第5155770号)は地域団体商標として登録されています。
群馬県は、すき焼きに必要な具材をすべて県内産でまかなえることから“すき焼き応援県”を掲げています。高品質の銘柄牛である上州和牛と、国内生産の9割超のシェアを占めるこんにゃく/しらたき、そして全国区の下仁田のネギが特に有名で、地域団体商標である群馬の地酒(商標登録 第5115464号)もす「ぐんま・すき焼きアクション」に参加しています。海外進出も果たしています。
群馬の地域ブランド 畜産物
5.ツルノショク「ぐんまちゃんのおでかけキッチン「上州牛」~現地リポート編~」|メディアプロモーション課|群馬県, 5:15
「上州牛」は自然の中で放牧されて育つため、筋肉が発達しています。赤身のまわりにある脂肪もほど良く、しっかりした旨みが味わえると人気です。明治時代から生産されている牛肉で、上質な脂と赤身から生まれるやわらかな食感と旨みが高く評価されています。
群馬の地域ブランド 酒
6.水のふるさと ぐんまの地酒、1:07
群馬の地酒(商標登録 第5115464号)は地域団体商標として登録されており、酒類GIとして利根沼田は国税庁長官の指定を受けています。
群馬の地域ブランド 水産物
7.10月8日群馬ブランドの大型ニジマス『ギンヒカリ』採卵始まる 川場村、2:41
群馬県の最高級ニジマス「ギンヒカリ」(商標登録第4573485号)は大型となっても良好な肉質が維持され、歯ごたえがよく美味しいと評判で、ニジマス版の鮭児・時知らずとも言えます。内部規定により、3年成熟系ニジマスのうち、魚体重1kg以上の魚のみが「ギンヒカリ」という商標を利用できるとされています。
群馬の地域ブランド 地域、温泉
8.Kusatsu Onsen, JAPAN – Summer – 4K (Ultra HD) / 草津温泉、3:36
草津温泉(商標登録 第5083102号)は、自然湧出量日本一を誇り各浴場施設は源泉掛け流し、昔より「時間湯」として独自の入浴療法は現在も行われています。
四万温泉(商標登録 第5404585号)は、、延暦年間に源頼光の家臣で四天王として知られる日向守碓氷貞光が、読経の際に夢うつつに現れた童子に「四万の病脳を癒や
す霊泉を授ける。」と言われ温泉を発見したとされています。
伊香保温泉(商標登録 第5067923号)は、古くは、万葉集、古今集の中で詠われ、竹久夢二や徳冨蘆花を始めとする多くの文人墨客・著名人にも愛された、文化の香り豊かな温泉地です。
相俣ダム建設のために出来たダム湖(赤谷湖)に沈み、移転して作られたのが現在の猿ヶ京温泉(第6542343号)で上杉謙信が名づけたとも言われています。56.5度の硫酸塩泉である無色透明のこの温泉は飲むことも可能で、慢性胆のう炎、胆石症、慢性便秘、痛風慢性消化器病などに効能があるといわれています。
群馬の地域団体商標
地域団体商標は、広く知られている地域名と商品名(役務名)からなる文字商標を事業協同組合、農業協同組合等の団体が登録して地域ブランドとして保護するための制度です。地域との密接関連性が必要とされ、出願商標は、出願人又はその構成員により使用されており、そのことを証明できることが必要ですが、地域団体商標の商標権を取得すれば、自らの努力によって有名にし、信用を蓄積してきた地域ブランドを安心して使用することができ、他人の便乗使用を禁止することができます。群馬県の廃藩置県前の名称は上野(こうずけ)ですが、別称として上州という呼ばれ方もします。上野何とかという地域団体商標はまだ存在していません。群馬県の地域団体商標の登録数は平成30年5月時点で9件です。
- 高崎だるま 第5003697号 群馬県達磨製造協同組合
- 上州牛 第5027428号 全国農業協同組合連合会
- 伊香保温泉 第5067923号 伊香保温泉旅館協同組合
- 草津温泉 第5083102号 草津温泉旅館協同組合
- 十石みそ 第5086990号 上野村農業協同組合
- 桐生織 第5108209号 桐生織物協同組合
- 群馬の地酒 第5115464号 群馬県酒造組合,群馬県酒造協同組合
- 嬬恋高原キャベツ 第5155770号 嬬恋村農業協同組合
- 四万温泉 第5404585号 四万温泉旅館協同組合
- 猿ヶ京温泉 第6542343号 猿ヶ京温泉旅館協同組合
- 水上温泉 第6857123号 水上温泉旅館協同組合
群馬の地理的表示(GI)
地域ごとに長年培われた伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品がありますが、地理的表示保護制度は、このような産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録して保護する制度です。群馬県では平成30年5月時点で地理的表示の登録は未だありません。
群馬の伝統的工芸品
伝統工芸品は、特定の地域や文化において伝統的な技術や技法を用いて作られる美術品や手工芸品のことを指します。経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は群馬県には2件あります。
群馬の100年フード
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
伝統 | 焼きまんじゅう うちの郷土料理 (農林水産省)令和3年 桐生うどん 桐生麺類商組合令和3年 嬬恋くろこ 鹿沢インフォメーションセンター令和4年 |
近代 | 群馬のソースカツ丼 うちの郷土料理 (農林水産省)令和3年 |
未来 |
群馬のブランドマーク
群馬県産農畜産物統一ロゴマーク
群馬県は、栃木県、長野県や新潟県との県境に白根山、浅間山、谷川岳などの山々が連なり、そこから流れ出る清らかな利根川水系に育まれた肥沃な平野が広がっています。豊富な水源と全国トップクラスの日照時間に支えられ、年間を通して野菜や果実、米麦、きのこ、淡水魚などが生産されています。群馬県産農畜産物統一ロゴマークは、新鮮で、美味しく、多彩な群馬県産の農畜産物についてのシンボルマークです。
ぐんま地産地消シンボルマーク
地産地消は地元で採れた農作物や水産物を地元で消費する活動です。群馬県には豊富な水資源、長い日照時間、標高10~1400mに分布する耕地などの恵まれた自然条件があり、地元での消費も推奨されています。
群馬県ふるさと伝統工芸品マーク
群馬県ふるさと伝統工芸品として、高崎達磨をはじめとして53品目(平成30年6月時点)が認定されています。群馬県ふるさと伝統工芸品の認定要件としては、主として日常の生活の用に供されるものであること、その製造工程の主要部分が手工業的であること、伝統的かつ優れた技術または技法により製造され、相応な品格および造形を備えたものであること、伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであることが挙げられています。