秋田 商標登録 地域ブランド
秋田県は本州北部の日本海側に位置する県で、なまはげで有名な男鹿半島が突き出す地域の基端側には、かつて八郎潟と呼ばれた日本第2位の大きさの湖がありましたが、昭和39年に干拓されて大潟村の農地に転換されています。廃藩置県前の名称としては、羽後の国の一部と陸中の一部からなり、羽州(山形地域も含む)という別称もあります。岩手県との県境に八幡平や日本一深い(水深423.4m)コバルトブルーの湖面を持つ田沢湖があり、山形県との県境に出羽富士とも呼ばれ、山麓周辺の人々の守り神としても知られた鳥海山(標高: 2,236 m)があり、青森県のとの県境にはブナの森の原生林が広がる世界遺産の白神山地があります。秋田音頭では「秋田名物 八森ハタハタ 男鹿で男鹿ブリコ 能代春慶 桧山納豆 大館曲げわっぱ」と歌われていますので、鰰(ハタハタ)は秋田の魚、男鹿ブリコは鰰の魚卵のブリコを指しています。また、きりたんぽや三種町の蓴菜(ジュンサイ)も秋田名産と思います。
「あきない歌」〜秋田の魅力まるごとPR動画 #01〜【公式】
【秋田県/男鹿半島観光PR】男鹿半島プロモーションムービー、4:26
秋田の地域ブランド 農作物
1. 県政テレビ番組あきたびじょん++【秋田米新ブランド登場!】、3:30
早生(わせ)の品種として”秋のきらめき”と晩生(おくて)の品種として”つぶぞろい”を紹介しています。秋のきらめきは山間部や高冷地での栽培にむいており、冷めても美味しいことから、おにぎりに好適です。つぶぞりは平野部での栽培に向いており、バランスが良く和食全般に合います。
2.秋田米コンセプトムービー【ごはんのふるさと秋田へ】フルバージョン、4:51
秋田米新品種“秋系821”の名称である「サキホコレ」も令和3年にデビューしています。
3.Youtube全国版_令和6年産あきたこまち新CM(30秒Ver)
秋田米の最も知られた品種はあきたこまちだろうと思います。1984年に県の奨励品種とされ、秋田県湯沢市に生まれたとされる、美人の誉れ高い平安時代の歌人「小野小町」にちなんで命名されています。商標登録(第5394494号)もあります。
4.File.009「三関せり」|畑は笑顔、2:15
三関せり(第5665640号)は、湯沢市三関地区で栽培されており、白く長い根で、葉が大きく、深みのある緑色で茎もしゃきしゃきした歯触り感が良く、セリ独特の匂いもほどよくあり、全体的にサクサクした食感が特徴です。2014年に地域団体商標として登録されています。
5.とんぶり ツウ食50選あきた、1:15
とんぶりはほうき草の実を加熱加工した、畑のキャビアとよばれる秋田の名産です。地理的表示として登録されています。
6.「秋田鳥海りんどう」お盆前に出荷盛ん 由利本荘市【動画】、0:41
秋田鳥海りんどう(第6021674号)は、霊峰鳥海山の山麓でりんどうの生育に適した夏季冷涼な条件下で栽培され、ブルーの発色の良さと品質、ボリューム、日持ちの良さが特徴です。仏花として需要が高くなるお盆を前に繁忙期を迎え、主にトラック輸送で首都圏などに送られています。
7.秋田073【西明寺栗】仙北市《山の宝石》、1:06
西明寺栗(第6073522号)は、日本一大きくて美味しく、かつ市場に出回ることが少ない幻の栗とも呼ばれています。300年以上前、京都の丹波地方、岐阜の養老地方より持ちこれまれたとの言い伝えがあり、糖度も高く通常の栗の三倍ほどもあり、ブランド栗として全国的によく知られています。
8.秋田県にかほ市の大竹集落で育つ北限のいちじくをご紹介【にかほ市地域ブランド販路拡大支援事業】、3:32
にかほ市の大竹集落のいちじくは品種としてホワイトゼノアを用い、雪国にしては温暖な気候を利用して古くから屋敷内で栽培された未成熟果のいちじくを、冬場の保存食として甘露煮にする文化が根付いていました。「大竹いちじく」として地理的表示としても登録されています。生食用のいちじくや秋田の伝統保存食である「いちじくの甘露煮」に加え、「ドライいちじく」なども生産されています。
秋田の地域ブランド 工芸品
9. 伝統工芸士の作る大館曲げわっぱ、2:36
秋田県大館市の伝統工芸品「曲げわっぱ」のご紹介。秋田音頭にも名物として歌われています。曲げわっぱの特徴は天然秋田杉若しくは植林された秋田杉を薄く剥いで柾目を取り出し独自の技術で曲げ輪を作り、山桜の樹皮にて縫留めして製作しています。
10.800年続く川連漆器の技【あきたびじょん+】、3:30
普段使いの漆器として親しまれている川連漆器の中心は椀類ですが、小物は箸から大物は家具まで幅広いアイテムの品揃えがあります。
秋田の地域ブランド 畜産物
11.秋田由利牛と天鷺ワイン、1:35
秋田由利牛(第5036905号)は清らかな空気ときれいな水、豊かな牧草という自給飼料基盤に恵まれた鳥海山麓に広がる高原で飼育されています。秋田由利牛は適度に引き締まった肉質と赤肉の中に、きめ細やかな脂肪を持ち、サシ(脂)までおいしいのが特徴です。
12.秋田を応援します。三梨牛 黒毛和牛 焼肉みつなし 秋田県湯沢市、7:50
三梨牛(第5527577号)は地域団体商標として登録されており、0:50辺りにその商標の登録証も映し出されています。三梨牛は最高品質ですが、数が少ないため県外には出回っていない肉で、肉の旨みを凝縮した霜降り肉と脂のバランスは絶品だそうです。
13.食べたい!比内地鶏の親子丼(大館市)、3:08
比内地鶏は地域団体商標として登録されています。日本三大地鶏の一つに数えられている比内地鶏は、秋田県北部で主に飼育されており広々とした大地で平飼い、放し飼いで150日以上かけじっくりと育てられます。こうした自然な飼育法によって鶏本来の旨味、弾力のある肉質が生まれます。
秋田の地域ブランド 水産物
14. 秋田の季節ハタハタ漁、1:02
魚へんに神と書いて鰰(はたはた)です。秋田が誇る神の魚とも呼ばれ、しょっつる鍋などの食べ方があります。冬の味覚の鰰は「雷とともにやってくる」とも言われており、沖合での漁が始まり、12月上旬ごろに産卵のために沿岸にやってくる鰰は季節ハタハタとも呼ばれています。秋田県内では八森漁港や男鹿市の北浦漁港などでの水揚げが見込まれてますが、漁獲高の減少もあり、資源確保の手法が模索されています。
秋田の地域ブランド 加工食品
15. 角館の和スイーツめぐり1 唐土庵(もろこしあん)/ゆかり堂、6:04
秋田諸越 (第5064178号)は小豆粉と砂糖で作った干菓子です。『秋田諸越』は寛永2年(1705年)藩主佐竹候が臣下の功をねぎらうための菓子に煎米を作らせたのが始まりとされています。
16.日本三大焼きそばの一つ、横手やきそば四天王【秋田県横手市】「北海屋」「ステーキハウス スフィーダ」「出端屋」「藤春食堂」, 8:02
横手やきそば(第5546212号)は、秋田県横手市周辺のご当地グルメで、太くて真っ直ぐな茹で麺を使用し、豚ひき肉、キャベツを甘めのソースで味付け、麺の上に半熟の目玉焼きと福神漬け(紅ショウガでも可)が添えられます
17. いぶりがっこ作りピーク、1:16
いぶりがっこは内陸南部地方に伝わる秋田を代表する郷土の漬物で、原料の生の大根を囲炉裏の天井につるし楢(ナラ)や桜(サクラ)等の広葉樹の薪を焚き、燻煙乾燥という独特の乾燥法で昼夜干していきます。その後、 しっかりと干し上げた大根を主に米糠、塩、ザラメ等の材料で樽に漬け込み、低温で2ヶ月以上発酵熟成させて完成させます。いぶりがっこは地理的表示として登録されています。
秋田の地域ブランド 温泉
18. 会いに行く、乳頭温泉郷 vol.1、4:47
十和田・八幡平国立公園、乳頭山麓に点在する黒湯温泉、孫六温泉、蟹場温泉、大釜温泉、妙乃湯、休暇村乳頭温泉郷、鶴の湯温泉の七湯を総称して「乳頭温泉郷」と呼ばれています。江戸時代から受け継がれた景色を守り続け、大自然に湧き出る秘湯の七湯があります。
秋田の地域団体商標
地域団体商標は、広く知られている地域名と商品名(役務名)からなる文字商標を事業協同組合、農業協同組合等の団体が登録して地域ブランドとして保護するための制度です。地域との密接関連性が必要とされ、出願商標は、出願人又はその構成員により使用されており、そのことを証明できることが必要ですが、地域団体商標の商標権を取得すれば、自らの努力によって有名にし、信用を蓄積してきた地域ブランドを安心して使用することができ、他人の便乗使用を禁止することができます。秋田県の地域団体商標の登録数は令和4年4月時点で11件です。
- 秋田由利牛 第5036905号 秋田しんせい農業協同組合
- 比内地鶏 第5052844号 あきた北央農業協同組合、かづの農業協同組合、あきた北農業協同組合、鷹巣町農業協同組合、秋田やまもと農業協同組合、あきた白神農業協同組合
- 秋田諸越 第5064178号 秋田県菓子工業組合
- 白神山うど 第5080343号 あきた白神農業協同組合
- 川連漆器 第5141290号 秋田県漆器工業協同組合
- 三梨牛 第5527577号 こまち農業協同組合
- 横手やきそば 第5546212号 協同組合横手やきそば暖簾会
- 大館曲げわっぱ 第5591586号 大館曲げわっぱ協同組合
- 三関せり 第5665640号 こまち農業協同組合
- 秋田鳥海りんどう 第6021674号 秋田しんせい農業協同組合
- 西明寺栗 第6073522号 西明寺栗生産販売事業協同組合
- 乳頭温泉郷 第6797506号 乳頭温泉郷協同組合
秋田の地理的表示(GI)
地理的表示保護制度は、その地域ごとに長年培われた伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品がありますが、このような産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録して保護する制度です。農林水産物に関しては農林水産省が管轄しています。秋田県では令和4年4月時点で5件の地理的表示が農林水産省で登録されています。(秋田 商標)
- 大館とんぶり 平成29年5月26日 あきた北農業協同組合
- ひばり野オクラ 平成29年12月15日 JAうご新成園芸組合
- 松館しぼり大根 平成30年4月9日 松館しぼり大根栽培組合
- いぶりがっこ 令和元年5月8日 秋田県いぶりがっこ振興協議会
- 大竹いちじく 令和2年3月30日 大竹いちじくの会
秋田の伝統的工芸品
伝統工芸品は、特定の地域や文化において伝統的な技術や技法を用いて作られる美術品や手工芸品のことを指します。経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は秋田県には4件あります。
- 樺細工 木工品・竹工品 角館工芸協同組合
- 川連漆器 漆器 秋田県漆器工業協同組合
- 大館曲げわっぱ 漆器 大館曲げわっぱ協同組合
- 秋田杉桶樽 木工品・竹工品 秋田杉桶樽協同組合
秋田の100年フード
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
伝統 | きりたんぽ 🈶 秋田名物本場大館きりたんぽ協会令和3年 白餅 釜ヶ台自治会令和3年 西馬音内(にしもない)そば 西馬音内そば協会令和5年 いぶりがっこ 秋田県いぶりがっこ振興協議会令和5年 |
近代 | ジャンボうさぎ料理 大仙市令和3年 |
未来 | 秋田かやき 秋田かやき協議会令和3年 横手やきそば 協同組合横手やきそば暖簾会令和4年 こさかまちかつらーめん こさかまちかつらーめんBOO会令和5年 |
秋田のブランドマーク
「んだ。んだ。秋田。」ロゴ
「んだ。んだ。秋田。」は平成27年からの秋田県の観光キャッチコピーです。「んだ。んだ。秋田。」ロゴデザイン秋田県産農産物統一ロゴマーク
秋田県産農産物統一ロゴマーク「しこたまいいね!秋田産」は県産農産物の認知度の向上を図るため、販売促進等の際に統一的に使用するマークです。秋田県産農産物統一キャッチコピー・ロゴマークあきた発酵ツーリズムロゴマーク
秋田県伝統的工芸品マーク
秋田県では、川連こけし、イタヤ細工、秋田銀線細工、大曲の花火、中山人形の5品目が県知事から指定されています。秋田 知的財産 FAQs
秋田県内の知的財産についての相談は何処に行ったら良いでしょうか?
- INPIT 秋田県知財総合支援窓口
- (公財)あきた企業活性化センター
- 日本弁理士会(専門家) 弁理士ナビ・秋田
- (一社)秋田県発明協会 Tel:018-857-0196
- 東北地域知的財産戦略本部
- ジェトロ秋田