[コメント] 私見としては、”そんな単純な仕事じゃない”は”そんな単純な仕事だけじゃない”というところかなと思います。方式についての事務、例えば補正書や意見書の形式部分を作成して、特許庁側では、それが適式か否かのチェックする工程の流れは、AIに置き換え可能と思いますし、現にUSPTOの実務では画面上で完了します。一方、発明を把握する作業は、行間を読む力が必要ですので、AIには難しいだろうと思われます。難易度順には、特許商標事務(方式)<特許翻訳<商標コンサルティング<特許コンサルティング・特許書類作成では?顔色を伺う要素が大きいほどAI的には高ハードルでしょう。「AI(人工知能)が弁理士の仕事を奪う」――そんな報道に、日本弁理士会の梶俊和副会長が異議を唱えた。「弁理士業務は多岐にわたる複雑な業務で、人間味が必要な仕事。すぐに代替されることはない」と反論している。 弁理士業務…