情報源: Director’s Forum: A Blog from USPTO’s Leadership
グローバル商標調和に関する最新情報として、次の3つが挙げられています。
CSD Project
CSD(Common Status Descriptors)プロジェクトは、公報にも最近ゴールデンウイーク前後から日本や中国、米国の検索サイトには表れてきている表示で、TM5でほぼ共通の状態アイコンを使用して、視覚的に短い時間で、出願人、権利者、代理人が状態(status)を認識するための表示です。Common Status Descriptors (CSD) iconsの一覧表、緑はalive, 赤はdeadは共通で、ファイルがあれば継続中、登録にはシール(蝋をとかしたスタイルの形状)が使用されます。TESSではstatusのタブを表示することで現れます。
Identification Project (ID Project)
複数の国で商標登録を取得する場合に、厄介なのは商品・役務の記載(Identification)です。出願人は USPTOの許容可能な商品およびサービスのマニュアルを参考にして、TM5メンバーによって商品またはサービスが合意されたかどうかを判断することができます。 たとえば、「ゴルフシューズ」という用語を検索すると、TM5のすべてのメンバーが受け入れられるという意味の「T」が付くようになっています。
Indexing of Non-Traditional Marks Project (INTM Project)
新しいタイプの商標である、立体、音、単色、触覚、ホログラフィック、香り、動きマークなどは、従来の伝統的な商標に比べて検索をすることが容易ではなく、現在では、WIPO Vienna Classification Systemまたはその変形版を使用していますが、商標の要素を検索付けする共通の特別コードは未だない状態です。TM5のINTMプロジェクトは、非伝統的商標を検索するTM5パートナーの方法を改善して、共通の特別コードを作成し、利用する方向で進められる予定です。