鹿児島 商標登録 地域ブランド
鹿児島県は九州最南端に位置し、南側に突き出す形で薩摩半島と大隅半島があり、大隅半島と地続きの桜島が鹿児島湾に浮かぶ地勢を有しています。鹿児島県の離島としては、鉄砲伝来で有名な種子島、縄文杉などの世界遺産がある屋久島、奄美大島を含む奄美群島などからなる薩南諸島もあり、宮崎県との県境には霧島連山があります。廃藩置県前の名称としては、幕末志士を輩出した薩摩の国があり、薩州という別称もあります。古くは島津藩の琉球への出兵により服属させた琉球王国を窓口に、中国やアジア諸国との貿易を盛んにし、欧州からの文化の伝来地ともなっていました。中南米原産の薩摩芋も琉球から持ち帰られた唐イモが広まったものとされています。
【鹿児島メインムービー】BREATHTAKING KAGOSHIMA〜心奪われる鹿児島〜、2:53
Kagoshima, Japan 4K (Ultra HD) – 鹿児島
鹿児島の地域ブランド 畜産物
1.「本物。鹿児島県」~安心・安全,美味しい!!県産畜産物の魅力を発信、12:05
きめ細かな肉質、バランスの良い霜降り肉、肉の旨さが鹿児島黒牛(商標登録 第5071245号)の特徴です。
赤鶏さつま(第5505323号)は農協がその味の良さを認めた、赤鶏農協公認の鹿児島県産の鶏で、飼育日数(65日前後)や飼料(麦を加える)などにこだわって飼育された茶褐色の羽根の鶏です。赤鶏さつまは甘みがありつつもさっぱりとした脂身をもち、硬すぎない、ほどよい歯ごたえも特徴です。
鹿児島の地域ブランド 茶
3.知覧茶 後藤正義作、6:21
知覧茶(商標登録 第5023855号)は、標高500メートル、と寒暖の差があり霧が立ち込める知覧町後岳地区で生産されるお茶です。かごしま知覧茶(商標登録 第5008246号)も地域団体商標として登録されています。
ドイツでは有機抹茶への志向が高く、霧に煙る海に浮かぶ島と日本神話にも読まれた霧島の地で、霧深い気候と稀に見るこの標高差が、豊かな茶葉を育みます。霧島茶は商標登録第6080598号の地域団体商標として登録されています。
鹿児島の地域ブランド 農産物
5.桜島小みかんのご紹介➀ 桜島小みかんの収穫編、0:50
桜島小みかん(商標登録 第5223433号)は、直径は5cm足らずで重さは40~60gと小粒で扁平ですが、果皮は濃いオレンジ色で光沢があり、果汁は酸が少なく、糖度が12~14度で甘み香りとも強いのが特徴です。
>種子島安納いもは地理的表示として登録されています。太古の昔、海底だった種子島の地質は土中にミネラルが多く含まれており、そこで育つ安納芋は、本土のお芋よりも糖度が高く、こくのある味になります。
鹿児島の地域ブランド 酒
7.奄美大島の黒糖焼酎 紅さんご、1:40
奄美黒糖焼酎(第5202680号)は、黒糖と米麹を併用することを条件に奄美にだけ製造が認められた本格焼酎です。
鹿児島の地域ブランド 加工食品
8.枕崎 鰹節作り 4K Makurazaki Making of Dried Bonito‐、1:00
枕崎鰹節(商標登録 第5332076号)は、300年余りの歴史と伝承製法により、職人の手で丹精込めて作られています。
鹿児島の地域ブランド 工芸品
9.鹿児島の伝統的工芸品、18:03
鹿児島の伝統的工芸品(薩摩焼)の紹介です。「白もん」と呼ばれ象牙色の肌に細かい貫入(ひび)が入り、繊細華麗な錦手や金襴手の上絵、精巧な透彫がほどこされた白薩摩と、「黒もん」と言われる庶民のための生活の器として愛された漆黒の光沢をもち素朴で剛健な温もりを感じさせる黒薩摩があります。
川辺仏壇(商標登録 第5033691号、商標登録 第5371494号)は、今では仏壇の全国屈指の産地となっています。南九州市川辺町には木地、彫刻、宮殿、金具、蒔絵、塗り、仕上げの7つに分業化された全工程の工場が集まっていますう。
鹿児島の地域ブランド 織物、染物
12.本場大島紬 / Beauty of Life, Kagoshima、2:50
奄美大島の「大島紬」(本場大島紬、商標登録 第5025438号)は、世界三大緻密織物の一つとされ、日本で最も古い伝統を持つ織物です。
鹿児島の地域ブランド 温泉
13. ここにしかない贅沢『砂むし温泉』 鹿児島県指宿市 Steam Sand Bath in Ibusuki, Kagoshima, Japan、0:15
ナトリウム塩化物泉の温泉を利用した指宿独特の砂むし温泉(第6330787号)は、末梢循環障害や冷え性などに効くといわれています。
鹿児島の地域団体商標
鹿児島 商標 地域団体商標は、広く知られている地域名と商品名(役務名)からなる文字商標を事業協同組合、農業協同組合等の団体が登録して地域ブランドとして保護するための制度です。地域との密接関連性が必要とされ、出願商標は、出願人又はその構成員により使用されており、そのことを証明できることが必要ですが、地域団体商標の商標権を取得すれば、自らの努力によって有名にし、信用を蓄積してきた地域ブランドを安心して使用することができ、他人の便乗使用を禁止することができます。鹿児島県の地域団体商標の登録数は令和4年4月時点で18件です。
- かごしま知覧茶 第5008246号 南さつま農業協同組合
- 本場奄美大島紬 第5012251号 本場奄美大島紬協同組合
- 薩摩焼 第5019753号 鹿児島県陶業協同組合
- 知覧茶 第5023855号 南さつま農業協同組合
- 本場大島紬 第5025438号 本場大島紬織物協同組合
- 川辺仏壇 第5033691号 鹿児島県川辺仏壇協同組合
- かけろまきび酢 第5052610号 あまみ農業協同組合
- 知覧紅 第5054005号 南さつま農業協同組合
- 鹿児島黒牛 第5071245号 鹿児島県経済農業協同組合連合会
- 奄美黒糖焼酎 第5202680号 奄美大島酒造協同組合
- 桜島小みかん 第5223433号 鹿児島みらい農業協同組合
- 枕崎鰹節 第5332076号 枕崎水産加工業協同組合
- 川辺仏壇 第5371494号 鹿児島県川辺仏壇協同組合
- 赤鶏さつま 第5505323号 赤鶏農業協同組合
- 霧島茶 第6080598号 あいら農業協同組合
- 指宿鰹節 第6223141号 山川水産加工業協同組合
- 指宿温泉 第6330786号 指宿商工会議所
- 指宿砂むし温泉 第6330787号 指宿商工会議所
鹿児島の地理的表示(GI)
地理的表示保護制度は、その地域ごとに長年培われた伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品がありますが、このような産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録して保護する制度ですが、鹿児島県では令和6年4月時点で地理的表示の登録は7件あります。
- 鹿児島の壺造り黒酢 平成27年12月22日 鹿児島県天然つぼづくり米酢協議会
- 桜島小みかん 平成29年11月10日 鹿児島みらい農業協同組合
- 辺塚だいだい 平成29年12月15日 鹿児島きもつき農業協同組合
- 鹿児島黒牛 平成29年12月15日 鹿児島県肉用牛振興協議会
- えらぶゆり 令和2年11月18日 沖永良部花き専門農業協同組合、あまみ農業協同組合
- 種子島安納いも 令和4年3月2日 一般社団法人安納いもブランド推進本部
- 種子島レザーリーフファン 令和6年3月27日 種子屋久農業協同組合
また、国税庁長官が指定した酒類の地理的表示(GI)にも1件登録されています。
薩摩 平成17年12月22日 鹿児島県(奄美市及び大島郡を除く。)蒸留酒 薩摩焼酎管理委員会
鹿児島の伝統的工芸品
伝統工芸品は、特定の地域や文化において伝統的な技術や技法を用いて作られる美術品や手工芸品を指します。経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は鹿児島県には3件あります。
- 本場大島紬 織物 鹿児島県本場大島紬協同組合連合会
- 川辺仏壇 仏壇・仏具 鹿児島県川辺仏壇協同組合
- 薩摩焼 陶磁器 鹿児島県薩摩焼協同組合
鹿児島の100年フード
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
伝統 | 鹿児島の壺造り黒酢 鹿児島県天然つぼづくり米酢協議会令和3年 あくまき うちの郷土料理(農林水産省)令和3年 なり味噌 あまみ大島観光物産連盟令和4年 薩摩焼酎 鹿児島県酒造組合令和5年 奄美黒糖焼酎 鹿児島県酒造組合奄美支部令和5年 |
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