和歌山 商標登録 地域ブランド
和歌山 商標登録 地域ブランド和歌山県は近畿地方で最も南に位置する県で、江戸時代は紀伊徳川家の領地とされていました。また、和歌山県の世界遺産として紀伊山地の霊場と参詣道が登録されており、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3社が建てられた熊野三山エリア、空海が創建した高野山金剛峯寺、吉野山を中心とする吉野・大峯エリア、熊野三山や高野山を結ぶ熊野参詣道などが世界遺産の対象となっています。和歌山県は、温暖な気候で果物の栽培が非常に盛んなため、果樹王国とも呼ばれています。特にみかん、梅、柿は日本一の生産量があり、その他の果物も日本有数の産地となっています。(和歌山 商標)
和歌山観光プロモーションビデオ “Natural wonders,traditional culture of Kumano and Koyasan”、2:10
和歌山県 PR動画 和-nagomi-(なごみ)和歌山 0:30
和歌山の地域ブランド 農産物
1.和歌山県有田みかん、0:15
有田地域は、急傾斜を利用した石垣階段畑で、日照、排水、土質、気温が高品質みかんの生産に適し、全国の1割、単独JAでは日本一の生産量を誇っています。有田(ありだ)みかん(商標登録 第5002567号)は地域団体商標として登録されています。また、和歌山県ではしもつみかん(商標登録 第5004822号)も地域団体商標として登録されています。
四季を通して暖かい気候と、豊かな自然に恵まれる下津地域はみかん発祥の地として長い歴史を有する産地で、全国屈指の本格貯蔵みかんの産地です。 蔵出しのしもつみかんは、12月の完熟みかんを糖度が増し酸味がほどよく抜けるまで貯蔵したみかんです。
紀州梅干(商標登録 第5086808号)は、大粒で果肉が厚く、柔らかい梅干。日本一の生産量を誇り、主産地は和歌山県田辺市とみなべ町です。
和歌山県のみなべ町は、紀州みなべの南高梅(商標登録 第5003836号)生誕の地です。 南高梅の特長としては、花は白色一重で2月上旬から下旬に開花し、豊産で皮は柔らかく肉質が厚く、適熟すると鮮やかな紅色に変わります。また、梅干、梅ジュース、梅酒、梅サワー等すべてに適応しています。
紀州うすいは和歌山県内でも中部の主に日高地域で栽培されているえんどう豆で、ふっくらと大きく育った実は綺麗な若草色に輝き、ホクホクと甘いのが特徴です。グリーンピースと比べて皮が薄く青臭さも少ないのも特徴です。
和歌山の地域ブランド 飲食物
6.和歌山ラーメン(一般社団法人 和歌山市観光協会)、2:37
和歌山ラーメン(商標登録 第5004520号)は、その麺は細めん22番ストレートで、スープはブームとなった豚骨醤油の井手系(老舗中の老舗である「井出商店」、1953年開業)と醤油味の車庫前系(まる宮中華そば店)に大別されます。
和歌山の地域ブランド 水産物
7.すさみケンケン鰹、4:35
すさみケンケン鰹は、すさみの漁師がその鮮度保持の技術を駆使して造るもので、鮮度の高さは折り紙つき、まさしく全国ブランドの鰹とまで呼ばれています。
紀州勝浦産生まぐろ(商標登録 第5454189号)は、紀伊半島沖で延縄漁法により漁獲されたまぐろを一本一本丁寧に活け締め処理し、船内において冷水保存することにより、漁獲された直後の新鮮さと生でしか味わえない品質を保った生まぐろです。
和歌山の地域ブランド 工芸品
9.#009 竿師 辰川 英輝 | 明日への扉 by アットホーム、24:20
紀州へら竿とはへらぶなを釣る専用の釣り竿で、和歌山県橋本市は生産の全国シェア90%を誇ります。
和歌山に備長炭を焼く技術を伝えたのは、かの弘法大師と言われ、以来1000年以上、炭焼き職人たちはその技術を延々と守り続けています。
高野口町の企業が生み出すエコファーなどのパイル織物が世界のファッションブランドから注目されています。
紀州箪笥(第5061738号)は木の国和歌山を代表する伝統的工芸品です。紀州の箪笥作りについては、江戸時代後期にはすでに生産されていたとの記録があります。紀州箪笥の特徴は、質の良い桐材を使った柔らかい質感です。紀州箪笥の桐材は、湿度の影響を受けにくい点も大きな特徴で、耐火性にも優れています。
和歌山の地域ブランド 地域、温泉
13.白浜温泉、3:34
南紀白浜温泉(商標登録 第5096599号)の歴史は古く、道後・有馬と並んで日本の三古湯に、また別府・熱海と並んで日本の三大温泉地に数えられています。
和歌山の地域団体商標
地域団体商標は、広く知られている地域名と商品名(役務名)からなる文字商標を事業協同組合、農業協同組合等の団体が登録して地域ブランドとして保護するための制度です。地域との密接関連性が必要とされ、出願商標は、出願人又はその構成員により使用されており、そのことを証明できることが必要ですが、地域団体商標の商標権を取得すれば、自らの努力によって有名にし、信用を蓄積してきた地域ブランドを安心して使用することができ、他人の便乗使用を禁止することができます。和歌山県の廃藩置県前の名称として紀伊の国があり、紀州との別称もあります。和歌山県の地域団体商標の登録数は令和4年10月時点で14件です。(和歌山 商標)
- 有田みかん 第5002567号 ありだ農業協同組合
- 紀州みなべの南高梅 第5003836号 みなべいなみ農業協同組合
- 紀州備長炭 第5003837号 和歌山県木炭協同組合
- 和歌山ラーメン 第5004520号 和歌山県製麺協同組合
- しもつみかん 第5004822号 ながみね農業協同組合
- 紀州うすい 第5005548号 和歌山県農業協同組合連合会
- すさみケンケン鰹 第5010147号 和歌山南漁業協同組合
- 紀州箪笥 第5061738号 紀州桐箪笥協同組合
- 紀州梅干 第5086808号 紀州みなべ梅干協同組合、紀州田辺梅干協同組合
- 南紀白浜温泉 第5096599号 白浜温泉旅館協同組合
- 龍神材 第5368352号 龍神村森林組合
- 紀州勝浦産生まぐろ 第5454189号 勝浦漁業協同組合
- 紀州ひろめ 第5718923号 和歌山南漁業協同組合
- 高野口パイル 第6374761号 紀州繊維工業協同組合
- 紀州勝浦産生まぐろ 第6613323号 和歌山県漁業協同組合連合会
和歌山の地理的表示(GI)
地理的表示保護制度は、その地域ごとに長年培われた伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品がありますが、このような産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録して保護する制度ですが、和歌山県では令和5年8月時点で地理的表示の登録は3件あります。
- 紀州金山寺味噌 平成29年8月10日 紀州味噌工業協同組合
- わかやま布引だいこん 令和3年5月31日 わかやま農業協同組合
- あら川の桃 令和5年7月20日 あら川の桃振興協議会
和歌山の伝統的工芸品
伝統工芸品は、特定の地域や文化において伝統的な技術や技法を用いて作られる美術品や手工芸品のことを指します。経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は和歌山県には3件あります。
和歌山の100年フード
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
伝統 | 金山寺味噌・径山寺味噌 紀州味噌工業協同組合令和3年 湯浅の醤油 紀州湯浅日本遺産協議会令和3年 |
近代 | 加太の煮あい サカマ図鑑令和4年 |
未来 |
湯浅醤油 金山寺味噌づくり kinzanji miso #17、3:07