三重 商標登録 地域ブランド
三重県は紀伊半島の東側に広がる南北に細長い県です。県の北側は四日市、鈴鹿、亀山などの工業地帯が並んだ伊勢湾に臨み、北部では岐阜県や愛知県と接し、海以外の山間部では滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県と接します。江戸時代からの参拝のお伊勢参りで有名な伊勢神宮があり、県南部では志摩半島から熊野灘に至るリアス海岸が続き、県南部の西側には日出ヶ岳を中心に紀伊山地が連なり、その山間部には熊野古道の一部の伊勢路があります。三重県は律令制の伊賀、伊勢、志摩の国からなり、別称は、伊州、勢州、志州があります。
楽しい!美味しい!美しい!みえの旅、2:58
Mie, Japan 8K HDR – 三重県、3:22
三重の地域ブランド 工芸品
1.#037 伊賀くみひも職人 藤岡 潤全 | 明日への扉 by アットホーム、19:29
伊賀組紐(商標登録 第5102842号)は、奈良時代、仏教伝来とともに大陸から伝えられたとされ、絹糸を主に、金銀糸などを組み糸に使い、伝統的な組台でつくられます。伊賀組紐としては、とくに手で組み上げる ”手組みひも” が有名で、美しく染め上げられた絹糸が織りなす ”組み” 独特の風合いには色あせない魅力があります。
伊勢型紙(商標登録 第5256679号)は本来、着物の生地に柄を染めるための物ですが、近年は美術工芸品、インテリア分野にも進出しています。1300年の歴史を持ち、現在は重要無形文化財に指定されています。
四日市萬古焼(商標登録 第5204107号)は、“永遠に変わらない”の意をもつ「萬古不易」の言葉を作品に刻印していたことから名付けられています。萬古焼として急須などもあります。
伊賀焼は室町時代の終わりから桃山時代にかけて侘び茶が広まると、個性的な伊賀焼は茶の道具として注目された歴史があります。伊賀焼(商標登録 第5433118号)は昭和57年に伝統工芸品として指定され、地域団体商標として登録されています。
那智黒石(第6225396号)は三重県南端の熊野市の特産で、多量の炭素を含んだ水性粘板岩(堆積岩)が噴出溶岩と接触してできた黒色硅質頁岩がきめこまかいため黒くなります。碁石の黒は全て那智黒石だそうです。
三重の地域ブランド 畜産物
6. 肉牛の極 松阪牛、6:17
松阪牛の中でも特産松阪牛(松阪牛シールで「特産」と表示されたもの)は兵庫県から子 牛を導入し900日以上長期肥育することによる「きめの細かいサシ」「甘く深みのある香り」などがあり、肉の芸術品として賞賛されています。 最近では「松阪牛個体識別管理システム」と呼ばれるトレーサビリティシステムも運用されています。松阪牛(まつさかうし)は 商標登録 第5022671号、松阪肉(まつさかにく)は商標登録 第5022670号 としてそれぞれ登録されています。
大内山牛乳(第5024320号)の販売エリアは、愛知、三重、奈良、和歌山、大阪です。三重県大紀町にある大内山酪農は1944年に乳牛8頭からスタートし、今では4100頭の乳牛がいて牛乳や乳製品の一貫した生産をしています。三重県の7割の給食への供給も担っています。
三重の地域ブランド 農産物
8.みえの魅力発信(伊勢茶をもっと楽しもう)【三重県公式広報番組 県政チャンネル 輝け!三重人】、6:58
三重県の茶伝来は800余年前に遡ると云われ、爾来、豊かな自然と茶栽培に適した気候風土に恵まれ、室町時代には銘茶産地に挙げられています。伊勢茶(商標登録 第5040759号)のうち、北勢地方の「かぶせ茶」、南勢地方の「普通煎茶」、「深蒸し煎茶」は有名です。
三重県の特産となっている三重なばな(第6522685号)は洋種アブラナ(ブラシカ・ナプス)の茎葉です。 みずみずしくてやわらかく、ほのかな苦味が特徴です。
三重の地域ブランド 飲食物
10.名代伊勢うどん 山口屋 – 地域情報動画サイト 街ログ、2:03
溜まり醤油の濃いツユをからめて食べるのが伊勢うどん(商標登録 第5113864号)です。伊勢うどん独特の太く柔らかな麺は、溜まりのツユがからみ易く作られています。
三重の地域ブランド 水産物
11.CGCプライム 伊勢産 芽ひじき、長ひじき、1:39
伊勢ひじき(商標登録 第5085286号)は江戸期には伊勢の国の名産品として知られ、伊勢志摩地方に伝わる『蒸乾法』と呼ばれる、蒸し上げて乾燥させる伝統製法で品質の高さを維持しています。
伊勢志摩とは、おおむね、紀伊半島の東にある三重県伊勢市・鳥羽市・志摩市・度会郡近辺のエリアです。真珠の養殖も盛んで、世界初の真円真珠は英虞湾(あごわん)で誕生しました。浜揚げ体験はどんな真珠が貝から出てくるのかのワクワク感があります。
答志島近海では曳(ひ)き釣り漁という釣糸を海に流して 船を走らせながら獲る漁法でサワラを漁獲します。 答志島トロさわら(第6674716号)は地域団体商標として登録されています。
三重の地域ブランド 酒
14.【JETRO】外国人が三重に見つけた日本の魅力, 10:59
酒造好適米として知られた山田錦のもととされているのが伊勢錦で、それを使用した酒造りや、伊勢神宮を中心とした地域ぐるみの食文化を国際的な日本酒のコンクールに集まった外国人ジャーナリストやバイヤーたちに伝えています。
三重の地域団体商標
地域団体商標は、広く知られている地域名と商品名(役務名)からなる文字商標を事業協同組合、農業協同組合等の団体が登録して地域ブランドとして保護するための制度です。地域との密接関連性が必要とされ、出願商標は、出願人又はその構成員により使用されており、そのことを証明できることが必要ですが、地域団体商標の商標権を取得すれば、自らの努力によって有名にし、信用を蓄積してきた地域ブランドを安心して使用することができ、他人の便乗使用を禁止することができます。三重県は伊賀、伊勢、志摩の国が廃藩置県前の名称です。また、三重県の前身となった府県の1つは北部側の津市近辺を表す安濃津(あのつ)、漢字では安乃津・阿野津とも表記され、洞津(あなつ)とも言われる地域と、もう1つは南部側の度会(わたらい)です。三重県の地域団体商標の登録数は令和5年4月時点で19件です。
- 松阪肉 第5022670号 松阪農業協同組合、多気郡農業協同組合、伊勢農業協同組合、三重中央農業協同組合、一志東部農業協同組合、津安芸農業協同組合、松阪肉事業協同組合、津食肉事業協同組合、伊勢食肉事業協同組合、松阪地方家畜商商業協同組合、松阪飯南家畜商協同組合
- 松阪牛 第5022671号 松阪肉事業協同組合、松阪農業協同組合、松阪飯南家畜商協同組合、多気郡農業協同組合、伊勢農業協同組合、三重中央農業協同組合、一志東部農業協同組合、津安芸農業協同組合、津食肉事業協同組合、伊勢食肉事業協同組合、松阪地方家畜商商業協同組合
- 大内山牛乳 第5024320号 大内山酪農農業協同組合
- 伊勢茶 第5040759号 全国農業協同組合連合会、亀山茶農業協同組合、水沢茶農業協同組合、三重県茶商工業協同組合
- 伊勢たくあん 第5051140号 三重県漬物協同組合
- 伊勢ひじき 第5085286号 三重県ひじき協同組合
- 伊賀くみひも 第5102842号 三重県組紐協同組合
- 伊勢うどん 第5113864号 三重県製麺協同組合
- 伊勢赤どり 第5135235号 全国農業協同組合連合会
- 四日市萬古焼 第5204107号 萬古陶磁器振興協同組合連合会、萬古陶磁器工業協同組合、萬古陶磁器卸商業協同組合
- 伊勢型紙 第5256679号 伊勢形紙協同組合
- 伊賀焼 第5433118号 伊賀焼振興協同組合 伊賀焼陶磁器工業協同組合
- 美旗メロン 第5626329号 伊賀南部農業協同組合
- くわな鋳物 第5735053号 三重県鋳物工業協同組合
- 那智黒石 第6225396号 熊野那智黒石協同組合
- 津ぎょうざ 第6478405号 特定非営利活動法人津ぅ郷育委員会
- 三重なばな 第6522685号 全国農業協同組合連合会
- 答志島トロさわら 第6674716号 鳥羽磯部漁業協同組合
- 湯の山温泉 第6682655号 湯の山温泉協同組合
三重の地理的表示(GI)
地理的表示保護制度は、その地域ごとに長年培われた伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品がありますが、このような産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録して保護する制度ですが、三重県では平成30年6月時点で地理的表示の登録は1件あります。
特産松阪牛 松阪市、津市、伊勢市、久居市、香良洲町、一志町、白山町、嬉野町、美杉村、三雲町、飯南町、飯高町、多気町、明和町、大台町、勢和村、宮川村、玉城町、小俣町、大宮町、御薗村、度会町
三重の伝統的工芸品
伝統工芸品は、特定の地域や文化において伝統的な技術や技法を用いて作られる美術品や手工芸品のことを指します。経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は三重県には5件あります。
- 伊賀くみひも その他の繊維製品 三重県組紐協同組合
- 四日市萬古焼 陶磁器 萬古陶磁器工業協同組合
- 鈴鹿墨 文具 鈴鹿製墨協同組合
- 伊賀焼 陶磁器 伊賀焼振興協同組合
- 伊勢形紙(用具) 工芸材料・工芸用具 伊勢形紙協同組合
三重の100年フード
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
伝統 | 石榑茶(いしぐれちゃ) 竜のコバ令和3年 伊勢いもとろろ 多気町令和4年 梶賀のあぶり 尾鷲観光物産協会令和4年 海の七草粥 くざき鰒おべん企業組合令和5年 |
近代 | |
未来 | 四日市とんてき 一般社団法人四日市とんてき協会令和4年 津ぎょうざ 特定非営利活動法人 津ぅ郷育委員会令和5年 |
三重のブランドマーク
三重ブランド
三重県は「自然を生かす技術」を コア・コンセプト(自然や伝統を守り育む意志や自然との共生、共存を図りながら自然の力を引き出す知恵が脈づいている点)に三重ブランドを認定しています。三重ブランドの認定基準としては、三重県の豊かな自然、伝統等地域の特性をいかした生産物(生産され又は加工された物をいう。)のなかから特に優れた県産品及びその生産者が挙げられています。平成30年6月時点の三重ブランド認定品・認定事業者は、18目・延べ40事業者となっています。三重ブランド/Mie-Brand:三重ブランドプロモーションスライドショー、1:10
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