宮城 商標登録 地域ブランド
宮城 商標登録 地域ブランド 宮城県は東北地方中央部太平洋側に位置する県で、太平洋に面して南北に長く海岸線があり、石巻から南東に突き出すように牡鹿半島があります。宮城県の中央部には仙台平野があり、古くは伊達藩の領地で今も残る仙台市の青葉城址には、伊達政宗の騎乗する銅像があります。仙台市の東側には、奈良時代から平安時代に陸奥国府が置かれた多賀城があり、その先の海側は、日本三景の1つで八百八島と形容される松島があります。廃藩置県前の名称としては、陸前の国があり、別称として陸州と呼ばれていました。
光に出会う旅 宮城県 ロングバージョン、8:27
宮城 伊達な旅(長編)、3:34
宮城の地域ブランド 加工食品
1.伝統の仙台味噌 阿部幸商店、0:39
仙台味噌は、伊達政宗が常に城中の糧とする目的で城下に大規模な御塩噌蔵(おえんそぐら)を造り味噌を普及したのが始まりです。仙台味噌は米麹(こめこうじ)や塩をふんだんに使い長期間熟成し、大豆の旨味と塩味が渾然と調和した風味の赤味噌の代表とされています。仙台味噌(商標登録 第5032789号)、仙台みそ(商標登録 第5032790号)は地域団体商標として登録されています。
岩出山凍り豆腐は地理的表示として保護されています。厳しい寒さを利用して加工される凍り豆腐で、地元では凍み豆腐(しみどうふ)と呼ばれています。凍った豆腐を解凍して井草で手作業で編んでいます。
宮城の地域ブランド 畜産物
3.「仙台牛」枝肉共進会、3:07
最高級のA-5ランクに評価された枝肉は、「仙台牛」として出荷されています。仙台牛(商標登録 第5069502号)や仙台黒毛和牛(商標登録 第5069504号)は地域団体商標に登録されています。また、仙台は牛タン焼きでも広く知られ、仙台駅には牛タン専門店が並んでいますが、その誕生には苦労話(仙台牛タンの歴史)があり、努力があって今の趨勢があると思います。
宮城の地域ブランド 工芸品
4.手仕事にっぽん 雄勝硯、10:00
雄勝硯は商標登録 第5727126号として地域団体商標に登録されています。 雄勝硯の原石は、黒色硬質粘板岩で粒子の均質さ、光沢などから、硯の原石として最も優れており、露天掘りで採石され、国内の硯の90%を供給する代表的な産地となっています。
鳴子系(鳴子温泉・宮城)のこけしは、首が回るのが特徴で首を回すと「キュッキュ、キュッキュ」と音がするように作られています。
宮城の地域ブランド 地域、温泉
6.仙台の奥座敷「美女づくりの湯・作並温泉」、0:58
1796年(寛政8年)に岩松喜惣治が仙台藩の許しを得て開湯に着手したとされ、現在では山に囲まれた南北に細い河岸段丘に旅館が点在しており、温泉街を通る幹線道路は国道48号で、仙台市中心部と、山形方面に通じています。
宮城の地域ブランド 農産物
7.【仙臺いろは】(2019.3.26OA)春は亘理のあま~い特産♪止まらない美味しさ”仙台いちご”編
亘理町は仙台市の南東部に位置する海岸沿いの町で、東日本大震災で壊滅的な影響を受けました。一歩一歩、前へをスロガーンに地域一丸で仙台いちご(第5483902号)の復活を図っています。また、宮城オリジナルの”もういっこ”も育てらています。
また、東北の他県に比べて、地域ブランドの数は多くない宮城県ですが、最近はお米にも力を入れています。みやぎ米として、ササニシキ、ひとめぼれ、だて正夢、金のいぶきの各ブランドを推しています。ひとめぼれのお弁当にはいっているキャラクターは観光PRキャラクターのむすび丸と思われ、伊達政宗公の兜の飾りは沢庵でできています。
ブランド米「だて正夢」PR動画、1:07
河北せりは地理的表示として登録されています。河北せりは一般的なせりと比べて可食部の茎葉長が長いことが特徴で、栽培期間が長い上に収穫期間が短くまた鮮度保持も難しいことから、地元の貴重な春のせりとなっています。
宮城の地域ブランド 水産物
10. 宮城県漁協鳴瀬支所 鳴瀬かきブランディングムービー、1:56
宮城県の松島近辺では、鳴瀬川と吉田川を介して山から栄養豊富な水が奥松島の海に流れ込むため、牡蠣は旨味たっぷりの濃厚な味に育ちます。
みやぎサーモンは高鮮度な生食用の養殖銀鮭ですが、水揚げの際に神経締めと呼ばれる鮮度維持のための処理を施すことで、新鮮で刺し身で食べられる高品ツヤ質を維持しています。みやぎサーモンは身にツヤと張りがあり、とろけるような食感と甘い食味が特徴で、地理的表示の登録がなされています。
「三陸塩竈ひがしもの」とは、9月から12月にかけて、三陸東沖で獲れる天然のメバチマグロで、塩釜市魚市場に水揚げされる生マグロ類のうち、特に「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」が優れ、塩釜の目利き人(仲買人)の目にかなった生のメバチマグロを指します。三陸塩竈ひがしもの
宮城の地域団体商標
地域団体商標は、広く知られている地域名と商品名(役務名)からなる文字商標を事業協同組合、農業協同組合等の団体が登録して地域ブランドとして保護するための制度です。地域との密接関連性が必要とされ、出願商標は、出願人又はその構成員により使用されており、そのことを証明できることが必要ですが、地域団体商標の商標権を取得すれば、自らの努力によって有名にし、信用を蓄積してきた地域ブランドを安心して使用することができ、他人の便乗使用を禁止することができます。廃藩置県後は、現在の宮城県南部に位置した伊達藩は仙台県になり、現在の宮城県北部と岩手県南部が登米県になり、その後水沢県と改称され、仙台県と水沢県の南部が統合されて宮城県となっています。宮城の地域団体商標の登録数は令和4年4月時点で6件です。
- 仙台味噌 第5032789号 宮城県味噌醤油工業協同組合
- 仙台みそ 第5032790号 宮城県味噌醤油工業協同組合
- 仙台牛 第5069502号 全国農業協同組合連合会
- 仙台黒毛和牛 第5069504号 全国農業協同組合連合会
- 仙台いちご 第5483902号 全国農業協同組合連合会
- 雄勝硯 第5727126号 雄勝硯生産販売協同組合
宮城の地理的表示(GI)
地理的表示保護制度は、その地域ごとに長年培われた伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品がありますが、このような産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録して保護する制度です。農林水産物に関しては農林水産省が管轄しています。宮城県では令和6年4月時点で5件の地理的表示が農林水産省で登録されています。
- みやぎサーモン 平成29年5月26日 みやぎ銀ざけ振興協議会
- 岩出山凍り豆腐 平成30年8月6日 宮城県大崎市岩出山凍り豆腐(GI登録)
- 河北せり 令和2年12月23日 河北せり振興協議会
- 伊達のあんぽ柿 令和5年1月31日 伊達地方あんぽ柿連絡協議会 (一部 福島県の地域)
- 仙台せり 令和6年3月27日 仙台せり振興協議会
宮城の伝統的工芸品
伝統工芸品は、特定の地域や文化において伝統的な技術や技法を用いて作られる美術品や手工芸品のことを指します。経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は宮城県には4件あります。
- 宮城伝統こけし 人形・こけし 鳴子木地玩具協同組合
- 雄勝硯 文具 雄勝硯生産販売協同組合
- 鳴子漆器 漆器 鳴子漆器協同組合
- 仙台箪笥 木工品・竹工品 仙台箪笥協同組合
宮城の100年フード
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
伝統 | はらこめし 亘理町令和3年 けの汁 豊里コミュニティ推進協議会令和3年 ほや雑煮 石巻市令和4年 おぼろ汁 涌谷町令和5年 白石温麺 白石市令和5年 |
近代 | |
未来 | 石巻焼きそば 石巻茶色い焼きそばアカデミー令和5年 |
宮城県のブランドマーク
食材王国みやぎブランドマーク
食材王国みやぎは、地産地消の推進及びみやぎの食のブランド構築に取り組む宮城県が、県内産の農林水産物・加工食品を扱う「取組宣言」・「応援宣言」をした業者に対してロゴマークである食材王国みやぎブランドマークの使用を許可し、また県のウエブサイトでの宣伝ができる仕組みとされています。宮城県認証食品マーク
宮城県産の良質な農林水産物を主原料に県内で製造された加工食品で、製造方法,原材料,品質,表示等に関し認証に必要な基準を満たした食品に対して認証されています。仙大豆ロゴマーク
仙台の大豆で「仙大豆」です。宮城県には、枝豆を磨り潰して砂糖を加えて作られるずんだ餅を始め、数々の大豆に関連する食文化があり、震災復興の象徴として仙大豆プロジェクトが開始されています。地域ブランド・地域団体商標 都道府県別リンク